カパを静める食事

カパ体質の人の食事法

カパの特徴は、(冷たさと湿気)ですので、その反対の(温かくて乾燥した)食べ物を食べるようにします。具体的には、バターや油などの油分はなるべく控え、水分を控えた調理法で調理します。砂糖もなるべく控えます。

参考までに

アーユルヴェーダの食事

カパ体質の方は、甘味や塩味には気をつける必要があります。塩分を摂りすぎると、カパ体質の人は、体に水分がたまりむくみやすくなってしまいます。

調理には油分を控えた軽めの食事を多めにします。辛味はカパ体質の人の消化を促し、体を温めます。苦味や渋味は、つい食べ過ぎてしまうカパ体質の人の食欲を抑制するのに役立ちます。

食事はなるべく温かい、熱を加えて乾燥させた料理(焼く、炒める、あぶる)にしましょう。同じ温かい調理法でも、(蒸す、煮る、茹でる)という湿気のある調理法は、カパ体質の人にはあまり向いていません。

食前にレタスなどの渋味のあるものを摂ると良いでしょう。食べすぎを予防してくれます。食事にスパイスなどの苦味を加えるのはカパ体質の人におすすめです。

カパ体質の人にとって辛い料理は体に良い食べ物です。熱くて辛い食べ物は、特に冬にカパ体質の人にとっておすすめです。カパの冷たさや湿気を静めてくれます。

カパ体質の人にとって辛くて軽いもの(油分や水分の少ないもの)はすべて良いもので、逆に冷たく、重い、甘いものはすべて良くありません。

冷たいジュースやミルク、甘いケーキは、特に冬などは鼻をつまらせます。ベーコンやソーセージは塩分が多く含まれており、油で調理するのでカパのバランスを崩してしまいます。

鼻詰まりや鼻水、寝起きの悪さなどはカパが過剰になっている兆候です。このようなときは、ハチミツやお湯、レモンジュース、ショウガ(ジンジャーティー)がおすすめです。

カパ体質の人はハチミツを、1日にスプーン1杯以上は摂らないでください。ハチミツはアーユルヴェーダ的には熱を加えた調理は健康にとって良くありません。

カパ体質の人にとってバター、アイスクリーム、チーズなどの乳製品はあまり良くありません。体を冷やしてしまいます。摂るならば低脂肪ミルクに変えます。

生の果物や野菜のサラダは、繊維質と渋味がカパ体質の人にとって良く働きます。油分のあるドレッシングは少量にしましょう。

揚げ物やファーストフードは油分、塩分、甘味が多くカパには不向きなのでなるべく控えましょう。

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カパを静める食べ物

下記のものはカパにおすすめの食材です。

辛味 苦味 渋味
軽さ 乾性 熱さ

アスパラガス
ブロッコリー
キャベツ
にんじん
カリフラワー
セロリ
なす
にんにく
緑の葉野菜
レタス
きのこ
オクラ
たまねぎ
えんどう
唐辛子
じゃがいも
もやし

りんご
あんず
洋梨
ドライフルーツ全般

大麦
そば
コーン
ライ麦

鶏肉
えび

インゲン豆と豆腐以外の豆製品

コーン油
べにばな油
ひまわり油

加熱していないハチミツ

かぼちゃの種
ヒマワリの種

カパを増やす食べ物

下記のものはカパのバランスを崩すので、なるべく控えましょう。

甘味 酸味 塩味
重さ 油性 冷たさ

さつまいも

トマト
ズッキーニ
甘く水分の多い野菜

アボカド
バナナ
ココナッツ
マンゴー
メロン
オレンジ
パパイヤ

パイナップル
甘味、酸味、果汁が多い果物

オーツ麦

小麦

無脂肪・低脂肪以外の乳製品

赤身の肉と魚介類

加熱していないハチミツ以外の甘味

かぼちゃ・ひまわり以外のナッツ類